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タマネギの栽培・育て方を徹底解説!とう立ち・肥料や害虫・病気対策など失敗しないタマネギの栽培方法ついて詳しく説明

タマネギの栽培・育て方を徹底解説!とう立ち・肥料や害虫・病気対策など失敗しないタマネギの栽培方法ついて詳しく説明


タマネギを上手に栽培する方法。栽培で起こる疑問トラブルも詳しく解説



|目次

■タマネギはどんな野菜?
  ・タマネギの種類
  ・タマネギの生育条件
  ・タマネギの旬の時期
■タマネギの栽培の手順
  ・プランターでのタマネギの栽培に必要なもの
  ・タマネギの苗を準備する
  ・土作り
  ・苗の植え付け
  ・タマネギの苗の植え付けの時期は?
  ・追肥
  ・タマネギのとう立ちの原因と対策について
  ・タマネギの収穫時期と収穫方法は?
■タマネギの栽培で気を付けるべき主な病気について
  ・タマネギの葉や球に発生する主な病気3選
    さび病
    軟腐病
    べと病
    タマネギの病気の予防と対策について
■タマネギの栽培で重要な害虫対策について
    アブラムシ類
    ヨトウムシ類
    アザミウマ類
    予防
■連作障害とコンパニオンプランツについて
■タマネギの栽培で悩んだら、菜園アドバイザーに相談してみよう
■まとめ

タマネギ

タマネギは栽培の手間があまりかからないことや、保存が利きやすいことから、家庭菜園に向いている野菜です。
病気・害虫・寒さに強いため、初心者でも比較的失敗しにくいのが魅力です。
また、タマネギは畑で育てるイメージがあるかもしれませんが、実はプランターでも育てることができます。
この記事では、初心者でもできるプランターでのタマネギの栽培について、詳しく解説していきます。

タマネギはどんな野菜?


タマネギはヒガンバナ科ネギ属の野菜で、中央アジアが原産と言われています。
食物繊維やカリウムなどの栄養素が含まれており、タマネギに含まれるアリシンには強い抗菌作用があります。
どんな料理にも合わせやすく、血液をサラサラにして、疲労回復効果と免疫力を高める効果が期待される健康に良い野菜です。

・タマネギの種類


タマネギは地域や時期、品種でさまざまな種類が存在します。
まず、辛タマネギと甘タマネギの大きく2つに分けられます。
辛タマネギはタマネギを切った際に涙が出るのが辛タマネギで、主産地は北海道、兵庫、佐賀、愛知など、国内で広く生産されています。
甘タマネギは、イタリアやスペインなどヨーロッパが主産地で、その名の通り辛味のないタマネギです。

国内の野菜売り場で頻繁に見かけるのが、黄タマネギ類や白タマネギ、紫タマネギなどです。
フランス料理などでよく使われているのは、ヨーロッパ産のエシャロットです。
プランターで栽培する場合、小ぶりのサイズで育つ品種の「ホワイトオニオン」等がおすすめです。

タマネギの品種は生長速度でも種類がいくつか分かれています。
短期間で収穫できるものが早生(わせ)です。
中生(なかて)、晩生(おくて)はゆっくり生長しますが、3〜6月ぐらいまでの長い収穫期間が楽しめます。タマネギは収穫後、9ヶ月間と長い期間貯蔵できるのも魅力です。

・早く収穫できるホームタマネギとは?

通常、タマネギの栽培には収穫までに時間がかかりますが、ホームタマネギは収穫までの期間が3か月程度と短い栽培期間で収穫できます。
ホームタマネギは、夏の8月ごろに途中まで育てて小さい状態のタマネギを種球として植え付ける栽培方法で、種や苗から栽培するより早く簡単に収穫できます。
プランターで栽培する場合は、ホームセンターなどでも市販されているホームタマネギの種球を購入して栽培できます。
8月下旬頃にプランターに種球を植え付けて栽培すれば、年内に収穫することができます。

・新タマネギ
新タマネギは、3〜4月頃に収穫される早採りのタマネギの総称です。
柔らかくてみずみずしく、辛みが少なく感じられるのが特徴です。
生のサラダに適しています。

新タマネギ

・タマネギの生育条件


タマネギは冷涼な気候を好みます。生育適温は15〜20℃が目安です。
寒さに強く、暑さに弱いのが特徴で、25℃以上の気温になると生育が鈍ります。

・タマネギの旬の時期


住まいの地域によって異なりますが、タマネギは3〜5月ぐらいが旬の時期になります。
収穫後、すぐに出荷しているものが新タマネギで、よく見かける茶色い皮のタマネギは収穫後、一定期間貯蔵していたものになります。


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タマネギの栽培の手順


タマネギは、土の中で育てることから、根菜におもわれがちですが、食べる部分は葉(葉菜)です。
正確には、葉の根元の膨らんだ部分を食べています。
苗や種球を準備して、日当たりと風通しの良いところで育てましょう。
タマネギは畑やプランター、どちらでも育てられます。
ここでは、家庭菜園で始めやすいプランターでの栽培方法について解説します。

・プランターでのタマネギの栽培に必要なもの


家庭菜園でプランターを使ってタマネギを育てる場合、下記の準備が必要です。

・苗(鱗茎)(種苗店やホームセンターで販売されています。)
・有機野菜培養土
・プランター(深さ20cm以上)
・鉢底石
・肥料

プランター

・タマネギの苗を準備する


タマネギは種から育てることもできますが、苗になるまで時間がかかるため、初心者の場合は苗を購入して栽培するほうが成功しやすいです。
タマネギの苗は、植え付け時期になると園芸店やホームセンター等で販売されています。
収穫する際のタマネギの出来に反映されるため、植え付ける苗の選び方が重要です。

タマネギの品種は約5つに分けられます。
極早生種、早生種、中生種、中晩性種、晩生種です。
タマネギの生長に適した気温や日長時間は品種によって異なるため、地域に合わせた苗を選びましょう。
早生か晩生かによって収穫時期や植え付け時期、栽培期間が異なりますが、おおよそ苗の植え付けは11月上旬〜12月上旬頃となります。

極早生種と早生種は、暖地や温暖地(関東以西)が適しています。
極早生は15〜20℃の気温と、10〜11時間の日長が必要です。

中生種は、暖地・温暖地・寒冷地(東北以西)が適しています。東北地方の場合は10月に植え付けます。

晩生種は栽培地域が北海道に適しており、4~5月に苗を植え付けます。
晩生は20〜25℃の気温と、13〜14時間の日長が必要です。


良い苗の見分け方は、茎の太さが7〜8mmのものです。
15mmを超え、生育が良すぎると、春にとう立ちしやすくなります。また、細すぎると寒さで傷みやすくなります。
根が白く、草丈が約25〜30cm、葉が直立して伸びているのが良いサインです。
葉の枚数は4〜5枚くらいがベストです。

タマネギの苗

・土作り


日当たりと風通しの良い場所にタマネギのプランターを置きましょう。
プランター栽培において、市販の有機野菜培養土を使うのが最も手軽です。
有機野菜培養土は、化学肥料を使用せず土と有機肥料が適切に配合されていてプランター栽培に適しています。
土の水はけをよくするために、鉢底石という軽石を土の下に敷き詰めておきます。
タマネギは乾燥に弱いので、土を乾燥させないことが大切です。

・苗の植え付け


タマネギは冷涼な環境を好みます。
植え付けの時期は関東地方以西では11月上旬〜12月上旬頃が適期になります。
植え付けが遅れると寒さに負けて、冬を越せずに枯れてしまいます。
逆に早すぎると、春先にとう立ちしやすくなります。
タマネギは浅植えが基本なので、深植えにならないよう気をつけてください。

苗の根は3cmほど残してカットし、切り口だけ10〜15分ほど水に浸して水揚げします。
6分目くらいまでプランターに培養土を入れ、水をたっぷり注ぎます。
縁から4cmほど下の位置まで土を追加し、再度水を注ぎます。
表面を平らにしてから、目安として15cmぐらいの条間・株間をとって苗を植えていきましょう。
タマネギは密に植えたほうが育ちがよいです。
指で5〜6cmほどの深さの穴を開け、苗の白い部分が少し見えるぐらいの深さでとがった鱗片を上に向けて、植え付けてください。
軽く土をかぶせたあと、また水やりをします。
苗の太さに差がある場合は、太い苗同士と細い苗同士でなるべく分けてそれぞれ近くに植えるのがポイントです。
細い苗が太い苗と競合すると細い苗が負けてしまうことがあります。

下記の動画は畑で栽培したものになりますが、植え付けについて参考になります。
家庭菜園の玉ねぎ栽培はいよいよ開始!11月になったら絶対重要!タマネギ苗の見分け方と植え方のコツ!大きく育てる為に重要なポイント解説【農園ライフ】


・タマネギの苗の植え付けの時期は?


タマネギは冷涼な環境を好むため、苗の植え付けの適期は関東地方では11月上旬〜12月上旬頃くらいです。
早生品種は11月半ば、中晩生品種は11月下旬〜12月上旬ぐらいが植えつけの適期の目安です。
植え付けの時期が早すぎると苗が早く成長してとう立ちしやすく、苗の植え付けが遅れると根付く前に寒さに負けて冬を越せずに枯れてしまいます。
そのため、植え付けは適期に植えることが大切です。
植え付けが終わったら、たっぷりと水やりすることを忘れないでください。

・追肥


タマネギは栽培期間が長いため、即効性より、ゆっくりと時間をかけながら効果を発揮するように肥料を与えるのがポイントです。
タマネギの栽培では、追肥がおいしいタマネギを作るコツになります。
プランター栽培の場合は、追肥は一般的な肥料を用います。
プランターの縁に沿って、肥料をぱらぱらとまいていきましょう。土の表面を少し耕してから追肥すれば、土に肥料が馴染みやすくなります。
追肥は、12月中に1回、2月下旬に1回程度あげます。

・タマネギのとう立ちの原因と対策について


とう立ちとは、春に花芽がついて花が咲いてしまうことです。
植え付け時期が早かったり遅かったりしてしまうと、生長しすぎた苗が低温環境にさらされてとう立ちが起こってしまいます。
とうが立つと栄養が玉のほうに行き届きにくくなり、収穫の時に大きく育たなくなります。
とうが立つのを防ぐためには、「気温が下がる時期までは株を大きくしすぎないこと」「植え付け時期を守ること」が重要となります。
もしとう立ちしてしまった場合でも、とう立ちした時に収穫してしまえば、固くなりかけた玉のほうではなく、葉タマネギのほうを食べることができます。

下記の動画が参考になります。
タマネギのとう立ちは何故起きる!?原因と対策を徹底解説!家庭菜園や農園で春の玉ねぎ収穫を成功させる温度調整方法もご紹介【農園ライフ】


・タマネギの収穫時期と収穫方法は?


タマネギは、5月以降になると茎が細くなり、葉先が半分以上枯れて黄色く変色してきます。それが玉が十分に肥大した収穫の時期のサインです。
11月上旬から12月上旬に苗を植えた場合、6月上旬から収穫することができます。
根元の茎を持って、ほかの株を傷つけないようゆっくり手で引き抜きましょう。
葉が枯れるまで肥大は続くので、緑が残っていて、葉が全部枯れる前に収穫します。
土が乾燥する晴れた日に収穫するのがベストです。
本格的に梅雨になる前か晴天が続いたタイミングで収穫しましょう。


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タマネギの栽培で気を付けるべき主な病気について


タマネギは他の野菜と比べると比較的病気には強いですが、環境によって発病しやすかったり、ウイルス感染することがあります。
収穫までの期間が長いため、注意深く状態をチェックすることが大切です。

・タマネギの葉や球に発生する主な病気3選


タマネギは湿度が高く、風通しの悪い環境だと病気が発生しやすくなります。
タマネギ栽培をする上で起こりうる病気とその予防・対策を紹介します。

さび病


円形・楕円形の小斑点が葉にできて、さび色の粉が出る病気です。
発病したら早めに抜き取り、雑草を除去して風通しを良くし、栽培環境を改善しましょう。

軟腐病


下位の葉が灰白色〜淡褐色に変わり、軟化して葉が倒れ、悪臭を放ちます。
症状が発生した株をすぐに除去することで、感染拡大を抑えられます。
収穫後の鱗茎は十分に乾燥させてください。

べと病


葉の光沢が消え、生育も遅れ、葉に大きな淡黄白色の病斑が現れる病気です。
多湿時には白色・暗紫色のカビが生じ、やがて葉が枯死します。

タマネギの病気の予防と対策について


タマネギの生長が悪かったり、萎れていたり、葉に斑点がある場合は、病原菌に感染している可能性が高いです。
高温加湿な環境を避け、水はけの良い土づくりで予防しましょう。
発生した場合は症状がある部分を排除して対処します。

タマネギの栽培で重要な害虫対策について


害虫対策をしないと苗が虫に食べられてしまい、根元から食害されます。
まずは害虫の特徴を知り、虫を寄せ付けない対策・予防・早期発見が大切です。

アブラムシ類


葉や茎に密集して、植物の汁を吸います。
ベタベタとして葉全体が萎縮し、多発した場合は生育が悪くなります。
ウイルス病を媒介するためにも、目の細かい防虫ネットなどをかけて予防します。

ヨトウムシ類


漢字で「夜盗虫」と書くように、夜行性で夜に葉を食害します。
幼虫の時期から駆除することで、被害を最小限に抑えられます。
葉の裏に卵を産み付ける傾向があるので、定期的に葉のチェックをしましょう。

アザミウマ類


細長い虫が葉の汁を吸いあげて、葉に白い斑点が生まれます。
雑草が多かったり、複数の作物を同じ場所で育てていたりすると、発生しやすくなります。
雑草対策と早めの駆除が重要です。

予防


基本的に生育環境を整えることで、害虫を予防することができます。
排水を良くし、栽培環境・栄養状態を整えましょう。
予防していても害虫が発生することはあるので、見つけた際はすみやかに駆除し、できるだけ早期発見できるように普段からチェックをしてください。


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連作障害とコンパニオンプランツについて


タマネギは比較的、連作障害の起きにくい植物であり、またコンパニオンプランツに適した野菜でもあります。
コンパニオンプランツとは、今育てている野菜の傍に一緒に植えることで害虫が寄り付かない等、お互いに良い影響を与え合う植物のことです。
タマネギのコンパニオンプランツとして相性がいいのはイチゴです。
タマネギの傍でイチゴを栽培すると、イチゴの病害虫を防ぎ、収穫期間を長く楽しむことができます。
また、茎ブロッコリーなども春先まで長期間栽培できるので、タマネギと一緒に栽培すると、同時期に収穫でき効率よく栽培できます。

茎ブロッコリー(スティックセニョール)

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まとめ


タマネギを家庭菜園する際の基礎知識や注意点を紹介しました。
タマネギを栽培する上で起こりうるトラブルや病気、そしてその予防とその対処方法を知って対策をとることで、タマネギの栽培を成功させる可能性が高まります。
他の野菜に比べてタマネギは比較的育てやすく、農業未経験者にもおすすめの野菜ですが、より美味しく育てるために、植え付け、収穫の適期を守ったり、お住まいの土地にあった品種を選んだりすることがポイントです。
自分一人で栽培を始めることに不安がある方は、プロのサポートがあるシェア畑がおすすめです。シェア畑は道具や設備を自分で用意する必要もなく、手軽に始めることができます。
講習会などもあるため、野菜に関しての知識・経験をより深められ、確かな農業スキルを身につけていけるでしょう。


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