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ニンニクの栽培・育て方を徹底解説!芽かきや肥料・害虫・病気対策など失敗しないニンニクの栽培方法ついて詳しく説明

ニンニクの栽培・育て方を徹底解説!芽かきや肥料・害虫・病気対策など失敗しないニンニクの栽培方法ついて詳しく説明

ニンニクを上手に栽培する方法。栽培で起こる疑問トラブルも詳しく解説





ニンニクは栽培の手間があまりかからないことや、保存が利きやすいことから、家庭菜園に向いている野菜です。
収穫までに少し時間がかかりますが、植えっぱなしでも丈夫に育ちやすく、初心者でも簡単に作ることができます。
また、ニンニクは畑で育てるイメージがあるかもしれませんが、実はプランターでも育てることができます。
この記事では、初心者でもできるプランターでのニンニクの栽培について、詳しく解説していきます。

ニンニクはどんな野菜?


ニンニクはヒガンバナ科・ネギ属の野菜で、西アジアから中央アジアあたりが原産と言われています。
滋養強壮効果のあるアリシンという栄養素を含んでおり、日本での主産地は青森で、国内の約7〜8割を占めています。

ニンニクの種類


ニンニクは大まかに寒地向けと暖地向けの2種類に分けられます。
住んでる地域に合わせて育てるニンニクの品種を選びましょう。

寒地系ニンニクの代表品種
北海道・東北などの寒地・寒冷地に適しています。

ホワイト6片
青森県福地村を原産としたニンニクで、日本では一番メジャーな品種です。
外側も内側も白く、万人受けする味です。

富良野
北海道の富良野で栽培されている品種です。
小さめですが、味が濃厚で甘みがあります。

暖地系ニンニクの代表品種
関東・関東以西などの暖地・温暖地に適しています。

島ニンニク
沖縄で古くから栽培されている品種です。
一粒は小さいですが、強い香りと辛みを持っています。

平戸
大きく育ちやすく、8粒〜10粒くらいの鱗片があります。
比較的柔らかい味や臭いを好む方に適しています。

寒地・暖地に関わらず栽培できる品種
どの地域でも栽培しやすい品種は以下です。

ジャンボニンニク
正確にはニンニクではなく、西洋ネギ、リーキの仲間です。
香りや味がマイルドで、一粒が大きい為、丸ごと調理しても楽しめます。
ジャンボニンニク


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ニンニクの生育条件


ニンニクは冷涼な気候を好みます。
生育適温の目安は15〜20℃くらいです。
暑さに弱く、寒さに強いのが特徴です。

ニンニクの旬の時期


ニンニクは地方により収穫時期が少しずつずれていくため、旬もそれに合わせてずれますが、目安としては6月下旬から8月にかけての夏が旬となります。
5月中旬から6月にかけて収穫されるニンニクは「新ニンニク」と呼ばれ、みずみずしいのが特徴です。

ニンニクの栽培の手順


ニンニクはタマネギ等と同様に、根もとの球根を主に食用とします。
種球(たねきゅう)を準備して、土づくりを済ませましょう。
ニンニクは畑やプランター、どちらでも育てられます。
本記事では、家庭菜園で始めやすいプランターでの栽培方法について解説します。



プランターでのニンニクの栽培に必要なもの


家庭菜園でプランターを使ってニンニクを育てる場合、下記の準備が必要です。

・種球(植え付け時期になると種苗店やホームセンターで販売されます。)
・有機野菜培養土
・プランター(深さ20cm以上の長方形)
・鉢底石
・有機肥料

プランター

種球を準備する


ニンニクの植え付け時期(9月〜11月)が近づくと、園芸店やホームセンターなどで、種球の販売が始まります。ニンニクの種球は、丸ごとの状態で市販されていることが多いです。
持ってみて重みがあり、大きくて形がよく、色が均一のものを選びましょう。
また、ニンニクには寒地向きの品種と、暖地向きの品種があるため、住まいの地域の気候に合う品種かどうか確認してください。

ニンニクの種球

土作り


ニンニクのプランター栽培において、最も手軽に使いやすいのは市販の有機野菜培養土を使うことです。
また、にんにく専用の肥料も販売されています。
にんにくに必要な成分が配合され、施肥量なども記載されているので、初心者の人にも使いやすくプランター栽培に適しています。
そして、土の水はけをよくするために、鉢底石という軽石を土の下に敷き詰めておきます。ニンニクは乾燥に弱いので、土が乾燥しないようにすることが大切です。
土を8分目くらいまで入れ、15cmほどの間隔を開け、深さ5〜6cmぐらいの穴を掘ります。
プランターを置く場所は日当たりと風通しの良いところを選びましょう。

種球の植え付け


ニンニクの植え付け

ニンニクは冷涼な環境を好むため、種まきの適期は9月下旬くらいです。
夏の高い気温が落ち着き、秋めいてきた頃がおすすめです。
お住まいの地域の気温にもよりますが、暖地の場合は種まきが10月くらいまでなら植え付けが可能です。
ただ、植え付けが遅れると大きく育ちにくくなるため、適期に植えることが大切です。
ニンニクの種球の中には、鱗片(りんぺん)と呼ばれる1片があり、手で分割していきます。小さいものや腐敗しているものは取り除き、包まれている皮の部分は剥がさなくて大丈夫です。
植え付ける方法は、プランター内に15cmほどの間隔を開け、深さ5〜6cmぐらいの穴を掘り、鱗片のとがっているほうを上に向けて土の中に指で押し込みます。
芽が土から3cmぐらい入るまで押し込み、軽く土をかぶせたあと、たっぷりと水やりをします。

ニンニクの植え付けの時期は?


ニンニクの植え付けの時期は、関東近辺であれば9月下旬〜10月上旬までです。
地温20℃前後を目安に植え付けるようにしましょう。
暑さが厳しいとウイルス系の病気にかかりやすくなり、寒すぎると根の張りが不十分で、ニンニクの太りが悪くなってしまいます。
植え付けが終わったら、たっぷりと水やりをします。

下記の動画は畑で栽培したものになりますが、植え付けについて参考になります。



芽かきについて


植え付けから1か月ぐらいが経つと、芽が出てきます。

ニンニクの芽

芽かきは、間引きと似た作業です。
ニンニクから複数の芽が出てきた時に、優良なものを選抜して残し、あとは抜きとります。
背丈が10cmぐらいになると、わき芽が出てきます。
一つの鱗片から芽が2本以上出てきたら、小さい方の芽(わき芽)を早めに根元からかき取ります。
必ず株元を抑えてから芽かきをし、芽が途中で切れた場合は再び芽が出てくるまで待ってください。
芽かきをしないと種球の生育が悪くなるので、早めに摘み取りましょう。
芽かきした葉は新鮮なうちに摘み取り、葉ニンニクとして食べることができます。

追肥


ニンニクは栽培期間が長いため、追肥する際は即効性よりもゆっくりと時間をかけながら効果を発揮するように与えるのがポイントです。
ニンニク専用の有機肥料というものも市販されており、特にプランター栽培に適しています。

土の表面を少し耕してから追肥することで、肥料が土に馴染みやすくなります。

ニンニクの追肥は合計で2回、12月と3月頃です。
1回目の追肥は植え付けから1ヶ月後、12月頃です。
2回目の追肥は球の肥大が始まる2月〜3月頃です。
肥料が偏らないように、株元に撒くようにしてください。

花芽の摘み取りについて


ニンニクは春になると花を付けるための茎を伸ばします。
球根に養分をしっかり貯めておけるように、花を咲かせないよう花茎を刈り取ります。
この花茎の部分が一般に売られている「ニンニクの芽」と呼ばれているものです。
摘み取るタイミングは、外葉と同じくらいの高さになったときです。
時期が早すぎると球が分かれてしまい、遅すぎると花芽に栄養が取られて風味が落ちてしまいます。
摘み取った花芽は「ニンニクの芽」として食べられます。

ニンニクの収穫時期と収穫方法は?


ニンニクは、5月以降になると茎が細くなり、葉先が半分以上枯れて黄色く変色してきます。これが収穫OKのサインになります。
根元の茎を持って、ほかの株を傷つけないようゆっくり手で引き抜きましょう。
2〜3日晴天が続いたタイミングで収穫するのがベストです。
梅雨の時期の後に収穫すると味が落ちてしまいますので、気をつけてください。


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連作障害とコンパニオンプランツについて


ニンニクは連作障害の起きにくい植物であり、またコンパニオンプランツに適した野菜でもあります。
コンパニオンプランツとは、今育てている野菜の傍に一緒に植えることで、害虫が寄り付かないようにしたり、生長を助けるなど、他の植物にとって良い影響をもたらす植物のことをいいます。
ニンニクのコンパニオンプランツと相性がいいのはイチゴです。
イチゴの傍でニンニクを栽培すると、イチゴの病害虫を防ぎ、収穫期間を長くする効果が見込めます。
茎ブロッコリーもおすすめの野菜です。茎ブロッコリーは春先までと長期間栽培ができるため、ニンニクと一緒に栽培すると、同時期に収穫でき効率よく栽培できます。

ニンニクの栽培で気を付けるべき主な病気について


ニンニクは他の野菜と比べると比較的病気に強いですが、収穫までの期間が長いため、状態について気を配っておくことが大切です。
一度発病してしまうと進行を止めるのが難しいため、起こりうる病気について知り、しっかり対策をとりましょう。

ニンニクの葉・茎に発生する主な病気3選


ニンニクは多湿や長期間の降雨に弱く、それらが原因で病気にかかりやすくなります。
特に以下3つの病気に気をつけて対策をとりましょう。

さび病


葉の表面にサビのようなオレンジ色の小斑点が発生します。
悪化すると黒くなり、最終的に枯死します。症状が進行すると周囲にも伝染してしまいます。特に多湿環境が発生しやすいため、風通しのよい環境作りが大切です。

葉枯病


白い小斑点が葉の表面に生まれ、拡大すると先端が枯れます。
多湿環境だと病斑上に黒いすすのような胞子を作ります。
20〜25度くらいの気温と多湿環境で発生しやすくなるので、環境に気を配りましょう。

白斑葉枯病


白い病斑が歯の表面に現れる病気です。
降雨後の晴天時に、病斑が繋がるように拡大していき、枯死・腐敗します。
降雨が続く際はプランターを移動させるなど、注意を払いましょう。

ニンニクの根に発生する主な病気3選


ニンニクの根に発生する病気を主に3つ紹介します。

黒腐菌核病


根から発生し、株全体に広がる病気です。症状の拡大後、株全体が枯れてしまいます。
株元に胡麻のような黒い菌核を形成します。
土壌の病原菌が原因なので、水はけを良くするなど、土壌環境の改善が対策となります。

紅色根腐病


根が紅色になり、腐敗する病気です。
初期症状が葉には出ないため、発見が難しい病気です。
水分を吸収できなくなり、やがて葉が枯れ、球根の生長が止まります。
土の乾燥が原因ですので、何日も晴天で土が乾燥している場合は水やりしたり、土壌に気を配りましょう。

青かび病


青かび病は、根から伝染して株全体が病気にかかります。
生育不良になり、葉に光沢が出て、鱗茎の表面には青いカビが発症します。
消毒後の種子の乾燥不足が主な原因です。消毒をする際はよく乾燥させてください。

ニンニクの病気の予防と対策について


ニンニクは一度病気が発症してしまうと、完全に除去するのが困難です。
まずは病気になる原因を知り、発病前の予防と対策を念入りに行うことが大切です。
もし発病した場合は、腐敗した葉っぱや株を処理し、被害を最小限に食い止めるようにしましょう。


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ニンニクの栽培で重要な害虫対策について


害虫も手遅れにならないよう、発生する前に予防をすることが重要です。
ニンニク栽培で発生しやすい害虫を紹介します。

アブラムシ


アブラムシは植物の汁を吸い、ウイルス病を媒介します。
葉の根元についていることが多く、感染が拡大すると葉先までびっしりついてしまいます。
オルトラン水和剤が効果的です。日当たりや風通しの良い場所を心がけて予防しましょう。

ネギコガ


葉の内側に発生し、柔らかい葉を食害する虫です。
早めの駆除が重要なため、頻繁に葉のチェックを行うようにしましょう。

ハダニ


葉裏に発生し、葉に白い斑点が発生します。
葉がやがて枯れて落葉してもダニはまた新しい葉に移るので、注意が必要です。
水に弱いので、葉裏に水スプレーをすることで対策できます。

予防


害虫は発生してからの防除だと手遅れになることがほとんどです。
したがって、予防対策が最も重要です。
基本的に害虫は多湿環境を好むので、風通しの良い環境と水はけの良い土壌環境を作りましょう。
また、防虫ネットを張るのも効果的です。
雑草や枯れ葉があると、害虫の発見が遅れるため、日頃からそれらを取り除いて葉をチェックするのを心がけてください。もし害虫を見つけた際は、粘着テープなどで駆除します。

ニンニクの栽培は初心者でも可能?


本記事ではニンニク栽培においての基礎知識、育てる上での気をつけるべきポイントなどを紹介しました。
ニンニクを育てる際はまずニンニクがどんな野菜か、その種類と生育条件などの基礎知識をしっかりと把握することが大事です。
他の野菜に比べてニンニクは強く、育てやすい野菜なので、家庭菜園初心者の方でもおすすめです。

しかし、栽培の失敗を避けるためにも、事前に発生する可能性がある病気や害虫の予防対策をとることが重要です。
ニンニク栽培で専門家のサポートが必要な方、農業未経験で不安な方はレンタル畑を利用してみるのもおすすめです。
ニンニク栽培のコツを掴んで、家庭菜園を楽しみましょう。


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