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白菜(ハクサイ)の栽培・育て方を徹底解説!時期・結球・害虫対策について詳しく説明

白菜(ハクサイ)の栽培・育て方を徹底解説!時期・結球・害虫対策について詳しく説明

白菜(ハクサイ)を上手に栽培する方法。栽培で起こる疑問トラブルも徹底解説





中国が原産の白菜は涼しい気候を好む野菜です。地域や品種によって違いはありますが、主に夏から秋にかけて種をまいて苗を植え付けると、秋から冬に収穫時期を迎えます。

白菜を育ててみたいけど、何をしたらいいのかわからない、また現在白菜を育てているけれど、害虫対策や結球できない等、白菜の栽培について悩んでいませんか?

この記事では、初心者でも成功する白菜の栽培方法・トラブル解決方法、白菜の栽培で気を付けるポイント等について、詳しく解説していきます。




ここが知りたい!白菜の栽培で起こってしまう疑問・トラブル5選


白菜栽培の過程において、起こりうるトラブルや疑問は何でしょうか。
よくある5選を紹介します。

白菜の黒い点が気になる


白菜の白い部分によく見られる黒い点は、ゴマ症と呼ばれる生理障害です。
栄養過多によってできたもので、食べても問題はありません。

白菜が結球しない(葉が巻かない)のはなぜ?


結球しない原因の一つに、種まきの遅れや気温、外葉の少なさ等があります。白菜が結球すると、葉が分厚くなり食感も良くなります。結球については、後ほど詳しく解説します。

白菜が大きくならない


白菜が大きくならない理由として、種まきのタイミングがあります。
結球の大きさは、外葉の大きさに比例し、白菜の大きさそのものを作る重要な要素となります。

白菜が腐っている


白菜が生育中に腐ってしまうのには、いくつかの原因があります。
窒素肥料が多いと軟弱に育ち、病気になって腐ります。
カビが生えたり悪臭がする場合は、軟腐病の可能性があります。

白菜の葉の裏に卵がたくさんいる


葉の裏に数百個もの卵をびっしり産みつけるのは、ヨトウガという白菜の天敵ともいえる害虫です。防虫ネットでトンネルにしていると産みつけられませんが、なにも対策していないと産みつけられます。



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白菜とはどんな野菜?


白菜はキャベツと同じ、アブラナ科アブラナ属の仲間です。中国原産で、日本では冬の野菜として親しまれています。


半分に切った白菜

白菜の種類


白菜は主に3つあります。結球タイプ(最も一般的)・半結球タイプ(山東野菜・花心野菜など漬物によくみられる)・不結球タイプ(ちんげん菜に似ていて、小白菜の分類)が主流で、その他にも初心者向けのミニ白菜、長崎白菜(長崎産の半結球タイプ)などが挙げられます。
ミニ白菜については下記の動画も参考になります。




白菜の生育条件


涼しい気候を好む白菜の栽培適温の目安は15℃~20℃です。

白菜の旬の時期


晩秋〜冬が白菜の最も美味しい季節です。11月頃から2月頃の白菜はギュッと結球し、甘みを蓄えていて、鍋料理にピッタリです。

白菜の栽培時期は?


白菜の栽培期間は、品種にもよりますが60〜80日くらいが目安です。
種袋に記載されている内容に沿って、品種に合った種まきや植え付けの時期を守ることが重要です。

白菜の種まきの時期


家庭菜園で白菜栽培をする際は、育てやすく、管理もしやすいことから「秋まき」「秋植え」をおすすめします。「春まき」「春植え」もできますが、暑さに弱く春まきは結球しにくいため、推奨しません。白菜の種まきは8月下旬〜9月中旬ぐらいがおすすめです。

白菜収穫時期


品種にもよりますが、収穫時期は10月下旬頃から1月下旬頃です。

白菜の栽培の手順


白菜は種をまく2週間前までに土づくりを行います。
畑の場合は、日当たりと風通しの良い場所を選んで深く耕しておき、プランターの場合でも、市販の野菜用培養土を2週間前までに準備しておきましょう。
白菜の種をまく前の土づくりを済ませた後は、種を育苗ポットにまくか、もしくは畑やプランターに直まきする等の栽培の方法があります。
ここでは家庭菜園で実施しやすい、育苗ポットで育てる場合について説明します。

3号の育苗ポットに種まき用培養土を入れる


本葉4〜5枚以下のポット苗を選ぶと、早く根付きます。

指先で土に3ヶ所、深さ0.5~1cmほどのくぼみをつける


3〜4箇所の窪みを、指先でつけます。

それぞれのくぼみに1粒ずつ種をまいていく


中央部の窪みに種を1つずつまきます。

周りの土を種に薄く被せ、軽く上から押さえる


用土を薄くかけて、種を隠します。

たっぷりとジョウロで水やりをする


水を静かに、たっぷりとかけてください。

土が乾かないよう発芽まで水やりをして管理する


発芽までは土が乾かないように注意をします。発芽後は、朝に水やりをしましょう。

本葉が1~2枚で2本、3~4枚のときに1本になるよう、生育の遅いものや弱いものを間引く


本葉が出始めたら2株に間引き、本葉2〜3枚で1株にします。

本葉が5~6枚になったら鉢か地面に植え替える


植え付けが遅くなると初期生育を妨げるので、早めに地ごしらえをしましょう。

白菜の本葉

鉢・プランター


通常の鉢(幅60cm・深さ20cm以上)は、通常品種だと1〜2株、ミニ品種だと2〜3株植え付けられます。

地植え


株同士に35〜45cm程の間隔を開くように、植え付けていきます。植え付ける前に、畑の周りにポリマルチを敷いたり、畑の周りにネットを貼っておくことで、害虫の予防につながります。


畑周りのネット

水やり


プランターで栽培する際は、土の表面が乾いたら水を与えます。根腐れを起こさないよう冬の間は回数を減らし、地植えは水やりを要しません。

肥料


プランター植えは10〜20㏄、地植えは120〜150ccの野菜用化成肥料を、植え付けの際に土に混ぜます。葉の色が薄くなってきたら、化成肥料を追加しましょう。

土寄せ


雨や水やり後は株が倒れやすくなるので、土を寄せましょう。血球がはじまった後は土寄せをしないでください。

外葉の摘み取り


傷んだ葉は他の株にも病気や害虫が広がり、影響しやすいです。穴が空いていたり、変色している歯を見つけたらすぐにもぎ取りましょう。

収穫


種をまいてから60~100日、苗植えからなら40~80日くらいで白菜を収穫していけるようになります。結球しているところを軽く手で押さえ、固くしまっていれば収穫のタイミングです。白菜の頭を押して斜めに傾け、根本を包丁やナイフで刈り取っていきましょう。

白菜の収穫



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白菜の栽培で気を付けるべき5つのポイント


白菜の栽培について気を付けるべきポイントは以下の5つです。

白菜は秋に植えるのがおすすめ


種まき時期を間違えると結球しません。家庭菜園で白菜栽培をする際は、育てやすく、管理もしやすいことから「秋まき」「秋植え」をおすすめします。種まきのタイミングを逃さないことが重要です。
もし、種まきの時期が早くなったり遅くなったりした場合は、外側の葉を縛り葉が広がらないようにすることで、内部の温度の低下を抑え、成長した葉の結球を促進します。
外側の葉を紐で縛ることによって、結球してくれる場合があります。


白菜の外側の葉をひもで縛る

家庭菜園向けの品種を選ぶ


白菜の品種は「早生種」「中生種」「晩生種」と分類され、それぞれ栽培期間が大きく異なります。家庭菜園向けの品種は、栽培期間が約60〜80日と比較的短めな早生種が選ばれやすい傾向があります。

白菜の外葉について


白菜の栽培で重要なことは、外葉を大きく育てることです。
外葉の大きさが白菜の生長を左右するため、外葉がうまく育たないと、光合成が不足して結球しない原因の一つになります。

白菜の外葉を大きく育てる


水はけの良い土で育て、追肥を適切な時期に行いましょう。

害虫対策をしっかり行う


白菜栽培でよくある失敗に、病害虫被害があります。アブラムシやアオムシ、ヨトウムシ、ダイコンハムシ、コナガなどの害虫が発生しやすいので、見つけた場合はその場で補殺して対処することが大切です。「水はけのよさを意識して畝を高くする」などの対策が必要です。


白菜が結球にならなかった5つの理由


白菜の栽培で悩む人が多いといわれる、結球について。
だいたい外葉が15枚くらいになると結球し始めますが、結球がうまくいかない理由について項目ごとに解説します。

白菜の肥料


外葉を大きく生長させるために、植えつけ後は定期的に追肥をします。
肥料が不足していると白菜が結球しないので、肥料切れに注意してください。
また、追肥するタイミングで中耕と土寄せをし、株元に与えるとよいでしょう。

種まき時期


種まきのタイミングが秋植え栽培の大きなポイントです。種まきの時期が早すぎると病害虫が発生しやすくなりますし、逆に遅すぎても結球しにくくなります。

外葉の生長


外葉が大きく育つと光合成がしっかり行われ、結球部分も大きく生長します。外葉がきちんと育っていないと結球部分も大きくなりません。

土壌の環境


畑で栽培する場合、適切な時期に適切な量の施肥を行いましょう。
元肥をきちんと使って結球が始まる頃に追肥をしておき、栄養分豊かな土壌を構築することが重要です。
白菜は急速に葉が分化していき細い根を伸ばしていきますが、この急速な発育をしっかりさせることにより、結球の生育にもつながります。

白菜の水やり


植えつけ後は、白菜が根付くまで水をたっぷり与えて、土の表面が乾きすぎないように気をつけましょう。苗が根付くと外葉がどんどん伸びてくるので、その後は水やりの量を減らして多湿にならないように水やりをします。

下記の動画も参考になります。



白菜の栽培で気を付けるべき病気について


長雨や曇天が続くと、白菜の病気が多発します。雨対策はもちろん、過剰な肥料の投入も控え、生育に応じてこまめに追肥をしましょう。

べと病


葉の脈に沿って淡黄白色の斑点ができ、病斑の裏に白カビが生えます。症状が進むと伝染し、枯死してしまいます。湿度が高くなると葉がベトベトになり、霜状のカビが発生します。耕種的防除を徹底して、清潔に保つことが必要です。農薬を使ってべと病を予防するのも一般的です。農薬が葉の表裏や株元に行き渡るように心がけてください。

軟腐病


葉の付け根が木白色に軟化する病気です。結球の地際部や頭部が褐変しべとべとに腐敗して、独特の悪臭を放ち、白菜の病気の中で一番多くみられます。悪化すると茎まで腐敗して、株が枯れてしまいます。対策としては、病気が発生した畑には作付しないことが重要です。害虫を防いだり、白菜に傷をつけないこと、太陽熱消毒や土の入れ替え等を意識して行ってください。

根こぶ病


根に大小様々なこぶを多数形成し、水分や栄養吸収を妨げます。葉の色が褪せ、発育不良になります。カビからくる病気で、長雨等水捌けが悪い時に多発します。土壌伝染病なので酸性だったり、土壌水分が多いと発生しやすくなります。土作りの際に石灰を多めに投入して酸度を調整したり、水捌けがよくなるよう畑の改善が必要になります。

白斑病


葉の表面に灰白色または白色の小さい斑点ができ、葉がやぶれやすくなる、カビの病気です。酸性土壌に多く発生するので、酸度を測定してから土づくりを行うのがポイントです。リン酸、カリ分が少なかったり、長雨によって多発します。



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白菜の栽培で重要な害虫対策について


白菜を好む害虫は多く、アブラムシ、アオムシ、コナガ、ダイコンハムシ、シンクイムシ(ハイマダラノメイガ)、ヨトウムシなどが発生します。何も対策をしないと、たちまち食い尽くされ、葉脈だけにされてしまいます。また、生育初期に食害されると、結球が遅れ、しまりが悪くなります。かならず防虫ネットでトンネルし、すそに土をかぶせて隙間をなくしましょう。

アオムシ


アオムシは白菜の代表的な害虫で、モンシロチョウの幼虫です。細かい短い毛の生えた緑色のイモムシです。放っておくと葉の大部分を食べられてしまいます。春から秋にかけてよく見られます。防虫ネットをかけたり、殺虫剤を利用して、早期の防御を心がけましょう。

コナガ


野菜害虫の中で防除の困難な重要害虫とされている厄介な害虫です。葉を食害し白い跡を残します。春と秋に多く発生し、早い段階で被害を受けると幼虫が株の中心に潜り込んで生長を阻害し、被害が悪化します。予防法として、育苗期は施設内で育てたり、防虫ネットをかけましょう。

ヨトウムシ類


夜行性で夜の間に葉を食害するため、発見が難しく、被害が拡大しやすいです。食欲が旺盛なため、一晩で葉を食べつくす可能性があります。植え付ける前に幼虫や蛹がいないか、よく確認しましょう。葉の裏側に卵を見つけた時点で、葉ごと切り除いてください。

白菜害虫のヨトウムシ

アブラムシ類


葉や茎に群集し、植物の汁を吸います。ウイルス病を媒介することで知られています。対処法として、防虫ネットや寒冷紗を用いて苗を保護することができます。アリを除去する事も、アブラムシを抑制することになります。

ネットを張ったあとも、よく観察し、発生初期の防除を徹底します。白菜は病気も多く、葉が溶けるように腐ってひどい悪臭がする軟腐病や、葉や株全体が委縮するモザイク病などが発生します。病気は雨が長く続いたり、高温・多湿のときに発生しやすいので、病気が発生する前の予防防除を心がけましょう。


白菜害虫予防のネット

白菜の栽培は初心者でも可能?


白菜の栽培は、育てる際の基礎知識や栽培する際に必要な情報(植え付け時期や収穫時期)はもちろん、害虫対策やトラブルなどにあたった時の対処法などを事前に知ることで、自家栽培をすることが可能です。
少し手間はかかりますが、ポイントをしっかり押さえれば、美味しい白菜を育てることができるでしょう。

とは言っても初心者にはなかなか難しい野菜づくり。
初めての野菜づくりには、プロのしっかりアドバイスを聞きながら行うのが最適です。
まずは、アドバイザーがいるレンタル農園で栽培を始めるのもおすすめです。



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