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栗尾 さん(利用者ライター)

モカ&リカの 親子初めて農活日記:第5回 定期開催シェア畑イベントレポート 「じゃがバター」!掘って食べて遊んで大盛況!

モカ&リカの 親子初めて農活日記:第5回 定期開催シェア畑イベントレポート 「じゃがバター」!掘って食べて遊んで大盛況!
漫画家の栗尾モカと、13歳の娘リカ。
親子ふたりが初めての野菜づくりに挑戦します。
畑から広がる「育てる楽しみ」「驚きの発見」「人とのつながり」を綴ります。

第1~4回目の記事はコチラです。
モカ&リカの親子初めて農活日記:第1回「枯らせる人」から卒業したい!
モカ&リカの親子初めて農活日記:第2回 知らないことだらけの種まきと植え付け
モカ&リカの親子初めて農活日記:第3回 畑の中の小さな助け合い。コンパニオンプランツの秘められた力
モカ&リカの 親子初めて農活日記:第4回 剪定のコツと支柱の立て方

第5回 定期開催シェア畑イベントレポート
「じゃがバター」!掘って食べて遊んで大盛況!


6月。雨のめぐみをたっぷりと吸収したキュウリやナスなど、夏野菜が収穫できるようになりました。
季節ごとに四季や旬を感じるイベントが満載の「シェア畑」。
夏は新じゃがのカレー、秋は焼き芋や芋掘り、冬は芋煮会やお鍋など、季節と旬を感じるイベントを開催しているとのこと…!
入会時から「いつ、イベントに参加できるかなぁ」心待ちにしていましたが、少し前に菜園アドバイザーの方から「じゃがバター収穫イベントをやりますよ!」とお聞きして、楽しみにしていました。
6月のよく晴れた日。青空の下、吉祥寺北のシェア畑で行われた「じゃがバター収穫イベント」は、土の香りと笑顔に包まれた一日になりました。当日の様子をレポートします。


味噌とバターが添えられた、ホカホカのじゃがいも。男爵とメークィーンの2種類です。

ひとり1皿づつ配られて、テントの下で美味しく頂きました。
新鮮なじゃがいもを畑で食べると別格!自分のウネで収穫したローズマリーを添えて楽しんでいる人も。


じゃがバターイベントのボランティアスタッフとして働いていた若林志麻さん(左)伊藤英女さん(右)。ご自身のウネの前でニコリ。育てている野菜はどれもピンピンに元気!まさに「green thumb」をお持ちのお二人です。


じゃがバターを食べたあとにウネでキュウリをもいでお味噌をつけて食べていた2人をキャッチ!水野忠将さん(左)山内佑輔さん(右) 「子供を通じて知り合った長い付き合いのパパ友同士なんです。4人で畑をシェアしているので、メールで『そろそろ収穫時期だよ』なんて、連絡取り合っています。楽しいですね」

ホクホクのじゃがバターを堪能した後は、商品を賭けたクイズ大会で白熱!


じゃがバターでお腹を満たしたあと、お楽しみ企画「野菜クイズ大会」が行われました。
畑の中が、まるで即席のビンゴ会場のように沸きました。畑がこんなに賑やかになったのは初めてです。
商品は、トウモロコシ収穫券、茅乃舎のだし、浅漬け塩。野菜好きにとってはゲットしたいものばかり。周りを見渡すと、みなさん目が真剣。
クイズの出題者は、いつも的確な野菜作りのアドバイスをくれる菜園アドバイザーの高橋さん。



「菜園クイズは、皆さんの知的好奇心をくすぐれるような問題にするために専門的すぎでもなく、かといって簡単すぎるのも面白くないので内容やレベルの調整に気を遣いながら準備しました」とのこと。

いざ、野菜クイズがスタート!畑に一体感が生まれた瞬間


「第一問!有機肥料で1番効果があるのは、どれでしょうか?①米ぬか ②鶏フン ③油かす」……高橋さんが問いかけると

「鶏フン!」盛んに声が上がります。

高橋さん「正解!みなさんお使いですね。鶏フンです」

畑から「おぉ〜」と声が漏れました。
テキストブックや講習で学んだ知識を活かして、参加者のみなさんが次々と正解を連発。「これ、ちゃんと読んでたやつだ~!」という声も飛び交い、まさに“学びと笑い”が混ざったひとときに。
普段は、それぞれが別々に野菜を育てていますが、この時は「野菜作りが大好きな仲間」という連帯感さえも感じた瞬間でした。


3人でイベントに参加した黒崎直子さんご家族。 「Q.肥料の3要素とは何でしょう?①窒素②リン酸、そして3つ目は、カルシウムである」という質問に、兄弟で「答えはカリウムだから、バツ!」と答えてくれました。ご名答!

驚いたのは、クイズに参加しているみなさんの正解率の高さ。そして、なかなか難しい問題だったのにも関わらず反応も大きく、大いに盛り上がりました。みなさん日頃から講習会に出たり、「シェア畑」のホームページをチェックしたり、ハンドブックを熟読しているからでしょうか。

知識が野菜作りに活かされているのか、どのウネも野菜が鈴なりです。

クイズの後は、待ちに待った「芋掘りタイム」に!



「大きいの、見つけたー!!!!」あちこちで子供の声が上がります。まさに至福の時


掘っても掘っても新しいお芋が出てきて、袋いっぱいに収穫しました。予想以上の達成感、大満足です。


池田椿さんご家族。 家族で掘ったじゃがいもと一緒に笑顔♪ いい思い出になりましたね!


芋掘りのコツを教えてくれた菜園アドバイザーの酢谷さん。

イベント終了後、菜園アドバイザーに「シェア畑」の楽しみ方を聞いてみました


今回、出題をしてくれたり、イベントのサポートをしてくださった菜園アドバイザーのスタッフの方々は、普段、畑で会員に野菜づくりのコツを教えてくれます。
野菜を育てていると「この葉は切っていいのかな」「害虫除去の方法、合ってる?」といった疑問がわくのですが、多くの会員さんがその場で質問をしたいと思っているはずなので、あまり長い時間アドバイザーさんを引き留めないようにしています。
そんな中、今回はイベント後にゆっくりと時間をとることができたので、特別に菜園アドバイザーの高橋さんから野菜作りについての疑問に答えて頂きました。



ーーアドバイザーとして日々感じることは何ですか?

「有機栽培をおこなっているので、病害虫被害や生育不良などを避けるためにタイムリーなアドバイスができるようスタッフ一同、気の抜けない日々が続いています。ご利用者の皆さんが思った以上に早くたくましく生長するお野菜の姿に驚かれたり、楽しんで収穫されている姿に触れたり、“本当に美味しかったです”とお声がけしていただけることに、アドバイザーとしてこの上ない喜びを感じています。」

ーーズバリ、「野菜作り」の醍醐味とは?

「そうですね、たくさんありますが…例えば、このようなことだと思います。
● ワクワクする期待感
● あーだ、こーだ”と考えながら作業する創造性
● 安心・安全で旬の美味しいお野菜を収穫出来る満足感
● 太陽の下で手先や身体を動かす健康増進
● 瑞々しいみどりに触れる精神的な癒やし
● 農業”や“関連した社会問題”をより身近に感じることができる
● 年齢制限がない。体力やご都合に合わせた範疇で楽しめる

他にも色々あると思います。みなさんそれぞれのオリジナルの楽しみ方を見つけて頂きたいと思います。」

ーー宝箱といった感じですね。ところで、「シェア畑」は時代に合ったユニークなサービスだと思うのですが、特に良いところはどんなところだと思われますか?


「日本の農業はかつて無いほどの大きな曲がり角にきています。この様な状況の中で「シェア畑」の存在意義は非常に大きいと思います。良さはいろいろありますが、特に3点ほど挙げられると思います。

①趣味として手軽に始められること。

都会の人達にとって貴重な栽培体験ができる場所です。通いやすい住宅地の近隣に開園し、手軽に自分の手で野菜を栽培する経験を味わっていただくことができます。

② 楽しみ方は無限大。多様化したニーズに応えられる

色々な環境や立場の方々に満足して頂ける体験を提供できます。

●安全・安心な有機野菜を実際に栽培・収穫体験したい方
●お子さんの食育に利用したい方
●区民農園で栽培方法が分からなかった方
●栽培の基礎をキチンと学びたい方
●ご夫婦・お友達同士で共通の趣味を持ちたい方
●珍しい野菜を育ててみたい方
●将来的に就農や広い農園を目指している方
●自然農法の知識・経験を得たい方

③ 有機栽培の意義や奥深さを学べる

シェア畑は有機栽培を行なっており、人工的な肥料や農薬は使用していません。サスティナブルな農業を目指すということで有機栽培が社会的にもクローズアップされて来ています。

アドバイザーも有機栽培に対しての知見を更に深めるよう、日々の努力を続けています。動画もたくさんアップしているので、ぜひご覧下さい。」

実際に畑に通うようになると、植物や環境、料理や健康……色々なことに興味がわいてきます。高橋さんのお話の通り、まさに楽しみ方は無限大ではないかと思います。

<じゃがバターイベントに参加して…>


母娘の感想…「すごく楽しかったね!!」お芋が詰まったズッシリと重い袋を片手に言い合いました。
ポケットに携帯だけ入れて自転車で畑に行き、用意されたスコップでお芋堀り。そして大収穫!この気軽さも「次回のイベントも楽しみ!」というモチベーションに繋がりました。ホクホクのじゃがバター、完食後にもあとをひく美味しさでした。

次回は「害虫と病気のケア」をお伝えします🌱

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