
「みんなのシェア畑 ~わたしの畑、シェアします。~」
シェア畑をご利用中のみなさんが、どんな楽しみ方をしているのかをご紹介する「みんなのシェア畑」。今回は、コロナ禍をきっかけにシェア畑を始めたご利用者さまの農園デビュー時の様子を楽しくお伝えします。初めて野菜づくりを始めるあのドキドキ・ワクワクが感じられるお話です。
vol.1 シェア畑を始めるきっかけ
2024年は正月からコロナになりました。9月にも、周りになった人がいないのにもかかわらずコロナになりました。コロナに免疫ができたと思ったら11月にはインフルエンザになりました。自宅待機中の心の癒しは、いつも窓から見えるプランターの野菜たちでした。支柱に絡まる葉の陰で赤ちゃん野菜がすくすくと育っていくさまに生命力を感じ、それにあやかって治っていくような感じがしました。
そんな時に思い出したんです。9月21日土曜日に趣味のハイキングの時に寄ったシェア畑のことを。そこには大きなナスの木が立ち並び、売り物のようなナスがたくさんぶら下がっていました。でも菜園アドバイザーの方々は「そろそろナスを片づけなきゃいけないねー」なんて話しているのです。なんと…ウチでこんなナスができたら近所の人に見てもらって、もちろん記念撮影して親戚に一斉配信して、家族に味見してもらって…と一瞬のうちに考えがよぎりました。
その菜園アドバイザーさんからウチの近所にシェア畑があることを教えていただきました。
病を治した私はそのシェア畑に連絡したのです。
vol.2 シェア畑の契約
2024年12月1日日曜日に説明を聞きに来る前に、実は事前視察済みでした。自宅のプランターと違ってこの日当たりのよさ、広い大地。日陰でもできる野菜ばかりにしばられていた私には十分でした。なので説明を聞いた後さっそく契約をしたのでした。その時いただいた野菜作りbookに目を通していた時のことです。衝撃の文が目に飛び込んできました。
”うどんこ病の葉を触った手で別の健全な葉を触ると感染してしまう可能性があるので~(中略)~手をしっかり洗って清潔にする必要があります。” !?⋯そう。私は(自宅のプランターの)インゲンの葉が白くなった時に、いつもの虫の捕殺のようにあちこちいじくりまわしてしまっていたのです。…知らなかった。ああ知らなかった。
全部の葉が白くなって実がつかなくなっていったのは私のせいだった…。
私は本を押し広げ、その文の下に書いてあることを目に焼き付けました。
”対処 重曹液(自然農薬)を散布してください。全体が真っ白になってしまった葉があれば、その葉だけ取り除き残渣置き場に処分してください。”
vol.3 利用スタート&初回講習会の準備
野菜作りBOOKには病虫害の予防と対策以外にもウネ立て、マルチはり、トンネル立てなんて作業の説明もありました。プランター栽培ではお目にかからないものばかり。
講習会でスムーズにできるよう、予習しなくっちゃ。さっそく2次元コードで読み取り、動画を見ました。「おお~クワを使ってる!、本格的~、女性の人用の軽いやつってあるのかな…、いやこんな風にクワで側面整えられないでしょ!マルチはったら角崩れんでしょ!」パニックする未来の自分が見えて、私はさらにYoutubeで他のも探しました。そこでは神業でマルチを鏡面仕上げしていたり、一人で長い畝をまっすぐ何本も立てていたり!!頭がさらにショートしかかって、更にさらに検索したら、やっとシェア畑のYoutubeにたどり着きました。菜園アドバイザーさんが同じ手法でやっており初心者の方向けの理由も説明されていてとても分かりやすいのです。
こうして身の丈に合った予習ができ、初回講習会に穏やかな気持ちでのぞめたのでした。
vol.4 最初の作業は種まき
初回講習会に臨むいでたちは、土が入らない手のひらゴムの手袋と膝までの長靴でした(靴は運動靴程度でも充分らしい)。準備はそのくらいで、シェア畑では道具や肥料や種などすべてが用意されています。水場やトイレもあり困りません。(※トイレ設備がない農園あり)そのうえ我流では到達できなかった様々な野菜づくりの知恵をアドバイザーさんから教えてもらえます。
ウネ立ても(ウネ立て秘密兵器を使った!)マルチはりも(アドバイザーさんの強力な手助けがあった!)思ったより完璧にできました。ま、肥料を入れるときに「今どきはすぐ暗くなるから日が暮れないうちにお願いしますよ。」と言われましたけども。1㎝のところで枝分かれしている棒で正確に穴をあけ3粒ずつ紅三太(ダイコン)の種をまきました。すっごーい!、プランターで4年やってるけど最初からもっとアバウトだったわー。肥料も最も生育のいい配合が研究されていて目からうろこでした。感心している私にアドバイザーさんが言いました。「でも時期が遅すぎて芽が出ないかもしれません。出てもカイワレぐらいになって食べられるくらいかな。」
私の紅三太の行方はいかに!
vol.5 紅三太(ダイコン)の芽が出た!
紅三太の芽が出ていました!!
12月8日にまいて19日に出ていましたー!しかも100%近く!
日が暮れようとウネの隅から隅まで肥料を入れたおかげかなっ。種まきの日、鎮圧(種と土を密着させるために土をぎゅっと押すこと)を忘れて、次の朝霜柱をつぶすように一つ一つやったおかげかもっ。舞い上がっているときは自分への称賛しか思い浮かびませんでした。しかしそんなはずはなく。寒さに強い品種を選んでくれたアドバイザーさんのおかげだったりします。ビニールトンネルを一緒にかけてくれた別のアドバイザーさんのおかげだったりもします。それらのアドバイザーさんたちと種まきをしてくれた夫に意気揚々と知らせました。
みなさんも喜んでくださいました。「葉大根くらいで収穫するとトウ立ちせずおいしく食べれますよ」とアドバイザーさんから教えていただきました。
私の紅三太、どこまでいく!
vol.6 ついに収穫!
3月8日についに収穫をしました。12月19日に100%近く発芽していたにもかかわらず、2月15日には半分くらい消えてなくなっていました。それでも収穫量は小さな実がついた葉大根で小袋2つ分になり、なぜか半分は白大根、そして1本ほうれん草ができました!
日陰プランターでは望むべくもない野菜たちができたことに小躍りしながら、紅三太は甘酢づけに白大根はおろしに葉は佃煮にしました。ほうれん草は汁の実になりました。食べた家族たちには感想を聞く前に「シェア畑でできたものだ」と言ってしまい圧がかかってしまったかもですが(笑)、どれもおいしいと言ってくれました!ほかのウネでアドバイザーさんが植えておいてくれた立派な大根を味わっていた私は、来年こそ自分でこういう野菜を作るぞ!と固く決意したのでした。













