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小林 さん(ライター)

つちのこママの「田畑とつながる子育て日記」vol.3

つちのこママの「田畑とつながる子育て日記」vol.3
早いものでもう12月。私たちのNPOの田んぼも稲刈りが終わり、天日干しの後の脱穀、収穫祭のお餅つきと、田んぼの一年が終わりました。今年は、雹に台風に自然の偉大さと畏敬を感じる出来事の多い年でした。こと、農業に関しては、天候や災害に左右される農家さんや田畑をなさっている方々には、ひとかたならぬご苦労や気苦労があるのではないかと思います。台風19号においては、被害に遭われた方々には、心からお見舞いを申し上げます。

「農体験」は、ライフスタイルや好みに合わせて選べる時代に。

「農体験」と一言で言っても、「レジャー感覚で、楽しくサクっと楽しみたい」、「農作業だけではなく地域や多世代との交流も楽しみたい」、「詳しい人に教わりながら、週末農家的なことがしてみたい」、などニーズも多種多様です。現在3年生になった息子も、乳幼児、幼児、小学生と、成長とともに、畑や田んぼとの関わりかたも変化してきました。
有り難い事に最近は、時間やお金、ライフスタイルや好みに合わせて、「農体験」にもさまざまな選択肢が用意されています。今日は、この選択肢にどんなものがあるのかを、段階ごとにまとめてみました。これからの人にも、もう始めている人にも、ぜひ、参考にしていただければと思います。

STEP1)サクッと単発。週末レジャー感覚で「収穫体験+BBQ」

「畑や田んぼに興味はあるけれど、農作業はやったことがないし、何から始めたらよいのか分からない」というかたには、単発で参加できる「収穫体験+BBQ」がおすすめです。例えば上の写真は、神奈川県伊勢原市にある「ベジQアグリパーク伊勢原」でのヒトコマですが、雄大な里山風景の中での有機野菜の収穫体験と試食、手ぶらでOKのBBQがセットで楽しめます。近隣には道の駅や温泉もあるので、1泊付きの農業体験レジャーにぴったりです。野菜を育てている農家さんからお聞きする、生きものを観察する、周辺を散策したり、地場産の農産物を調べたりすれば、単発とはいえ、体験をよりぐっと楽しみながら深めることができます。色々調べて、四季折々のさまざまな地域の収穫体験めぐりも、ユニークなレジャーになりそうです。
※参考サイト(農業体験+BBQ「ベジQ」):https://vegetable-bbq.com/

STEP2)年間数回(3回程度)。親子で連続参加する

手前味噌で恐縮ですが、私が理事をしている「NPO法人くにたち農園の会」には、田んぼの一年を体験できる「田んぼ会員」という会員制の体験プランがあります。田植え、草取り、稲刈り、脱穀、収穫祭と、年に数回、田んぼでお米を育てる体験ができます。STEP1の単発体験では、その作物がどういう過程を経て、育って食べる事ができるようになるのかが分かりませんが、1年を通じて数回参加できる体験には、そのプロセスの要所要所に参加することで、農業のたいへんさ、食べ物の有り難さが実感でき、自分の育てた作物を収穫して食べるという醍醐味を気軽に味わうことができます。他にも、大豆を育ててお味噌を作る、などの体験もありますので、ぜひ、検索してみてください。
※参考サイト NPO法人くにたち農園の会「親子たんぼ体験」 :https://hatakenbo.org/tanbo
「ワクワクの学び体験を子どもに贈る」Gifte! https://gifte.jp/result.php

STEP3)年間数回(10回程度)。子ども+異世代交流

★公民館主催の子ども向け農業体験講座
息子が2年生になったときに申し込んだのが、近所の公民館主催の「子ども農業体験講座」でした。年に10回午前9時〜11時まで子どものみの参加、費用も2000円。地域の農家さんからお借りしている市民農園で、講師は、公民館農業体験講座を受けた地域の大人の方々。年間を通じて、種まきや苗植えから収穫といった農作業の他、毎回、作業日記を書き、公民館のお祭りでは、自主企画の出店ブースで出店の準備や発表を行い、多世代と地域交流の場としても、とても有意義な時間を過ごすことができました。写真は農作業風景と、収穫した野菜。毎回この写真の量くらい収穫して自宅に持ち帰るので、夕食で調理して出したりして、息子もとてもやりがいがあったようです。


●学生サークル主催の農学校
そして、現在3年生になってから通っているのが、東京学芸大学の学生サークル主催の農学校「ちえのわ農学校」。こちらは、年間10回、春夏期は10:00〜17:00、秋冬期は10:00~16:00、大学構内の農園にて、種まきから収穫までの野菜の栽培、田植えから脱穀・精米までの稲作体験、年間を通して四季折々の自然にまつわる遊びや工作などを提供するユニークなサークル活動です。お昼ごはんも、おやつも、学生さんたちの手づくり。夏にはキャンプもあり至れり尽くせり。将来、小学校の先生を目指す大学生の方々にとっては、サークルとはいえ教育実習を兼ねた内容になっているようです。通わせていただく私たちにとっても、大学生という年齢のお兄さん、お姉さんたちに農作業を教わったり、遊んでもらったりでき、理想的な関係性の元で、農体験をさせていただいています。写真は初夏の田んぼと手づくりのかかし。

※参考サイト
東京学芸大学公認学生サークルちえのわ農学校:
https://www.gakugei-chienowa.org/aglischool.html

STEP4)家族で区画貸しの畑を借りる。

さて、STEP4です。あちこち体験に通ううちに、自分の好きな野菜を育てたい、一から自分で畑をやってみたい、と農体験にドハマリする人も結構いらっしゃいます(笑)。もちろん、畑ではなくても、ガーデニング感覚でお庭の一角を畑にしたり、ベランダにプランターを置いて育てることもできますが、思いきって区画貸しの畑を借りてみても良いかもしれません。行政が管理運営している市民農園は、リーズナブルな価格で借りることができるので、手軽に始めることができますが、日頃のお手入れや管理が必須となります。日常のお手入れがどの程度できるかを確認してから借りないと、忙しくてしばらく畑に通えず放置してしまい、雑草だらけになってモチベーションが下がってしまうことも。やむおえず遠方の畑を借りる場合には、借り主に変わって日常的な畑の管理をサポートしてくださるスタッフが常駐している貸し農園もあるので、安心です。多少遠くて管理費がかかっても、近隣に温泉施設やレジャー施設があれば、第二の田舎ができたような小旅行気分で畑にでかけることもできますし、グループで借りればお世話も分担でき、一人当たりの負担額も軽減できて、一石二鳥です。共同作業でたのしみも倍増するかもしれません。
※参考サイト(サポート付き貸し農園 シェア畑https://www.sharebatake.com/
※行政が管理している市民農園については、区報や市報、自治体ホームページに掲載されています。


いかがでしょうか。「これいいかも!」とピンと来たかたは、ぜひ、始めてみてくださいね。農のある暮らしの豊かさの魅力が、少しでも多くの方々、特に子ども達に、届きますように願っています。

それでは、今日はこの辺で。
天高く馬肥ゆる秋空の美しさと、稲刈り後のどかな田園風景に感謝して。



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