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究極の有機無農薬農法?!現代に生きる山形の焼畑に出会った

究極の有機無農薬農法?!現代に生きる山形の焼畑に出会った
有機無農薬というと、どうも取っ付きにくいイメージが一般的にはあるのではないでしょうか。安心安全なお野菜には興味があるものの、有機無農薬にまつわる各種各論については「正直いまいちピンと来ない」「結局は難しくてついていけない」。そんなあなたにご紹介したい、ちょっとなるほど!な話を山形県鶴岡で聞いてきました。

鶴岡は知る人ぞ知る在来種の宝庫です。在来種というのは簡単に言えば長い年月をかけて自家受粉を繰り返した結果、独自の「種」として形質を形成す るに至ったものを言います。鶴岡は月山という魔の山があるために、東北の中でも特に陸の孤島と化している土地で、必然的に他地域との交流が薄くな る傾向にあります。そのため、独自の文化や遺伝子が今でも数多く残っているのです。農家の庭先で何気なしに植えられていた野菜が、他には無い独自の品種だったということが少なからずあるのが鶴岡なのです。

そんな鶴岡で、在来種のカブを、なんと「焼畑で長年作っているという農家がいます。焼畑というと、アマゾンの森林破壊の問題など、あまり良いイメージが無かったりしますが、そのあたりの「なぜ」の話を伺ってきました。

もともとは木材需要など山林の管理の一環で焼畑をしていた
日本は湿気が多い気候で国土の約66%を森林が占める、先進国の中では有数の森林大国です。そこで採れる木材は建材として多く使用され、独自の居住文化を形成するに至っています。ところで、木を伐採すると大量に出るのが「枝木」です。焼畑はこの枝木を燃やして行われます。森林を無駄なく利用しようという日本人の知恵が生きているのです。

通常の畑と比べて虫がつきにくい
焼畑は伐採が終わった山の斜面に枝木を敷き並べ、標高の高いところから火を付け、徐々に下に火を降ろしていきます。一歩間違うと焼畑は山火事になってしまいますので、この作業は熟練を要します。約一晩中火が燃えていることになりますので、そうすると地中に眠っている害虫はことごとく焼き殺されてしまいます。そのため、焼畑で作ったお野菜は無農薬でも虫がほとんど付きません。

肥料がいらない
木を燃やしてできた灰は土中の酸度調整を行ってくれますし、灰自体も多少の肥料になってくれます。また、火で死滅した生き物から窒素分が得られたり、土壌が高温になることにより有機分が分解されたりと、お野菜が育つ上で必要な環境が適度に整備されます。そのため、焼畑では肥料を基本的に使いません。

発芽が促進される
長時間山肌を火で焼くことで、熱は地中深くまで浸透します。そのため、畑は2,3日経っても暖かい状態を保ってくれます。植物には種が発芽する適温がありますが、焼畑によってこの発芽を促進することができます。大事な種を効率よく使用することができるわけです。

究極の有機無農薬農法


このように、様々なメリットがある焼畑ですが、近年は国産木材の需要の低下や、担い手不足などで、鶴岡で焼畑を行っているのは僅か2,3人にまで減っているようです。もちろん、木を燃やして二酸化炭素等を排出するわけなので、両手を挙げて焼畑賛成というわけには行かないかもしれませんが、肥料や農薬を使わず、エコに効率的に食物を生産できるうえ、山林の管理も兼ねる点で、理にかなっていることは間違いありません。

この焼畑をやっている農家では、火を入れた一年目は鶴岡在来のカブを栽培する習わしで、2年目以降は様々な野菜を育てるそうなのですが、特にカブは焼畑でないといい味が出ないとのことです。有機無農薬が良いというのではなく、結果的に有機無農薬となっている。そんな自然体の有機無農薬がよりお野菜を「美味しく」するのかもしれませんね。





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