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栗尾 さん(利用者ライター)

モカ&リカの親子初めて農活日記:第2回 知らないことだらけの種まきと植え付け

モカ&リカの親子初めて農活日記:第2回 知らないことだらけの種まきと植え付け
漫画家の栗尾モカと、13歳の娘リカ。親子ふたりが初めての野菜づくりに挑戦。畑から広がる「育てる楽しみ」「驚きの発見」「人とのつながり」を綴ります。

第1回目の記事はコチラです。
モカ&リカの親子初めて農活日記:第1回「枯らせる人」から卒業したい!


第2回:知らないことだらけの種まきと植え付け


前回、ウネを立てる作業を体験し、今回は楽しみにしていた種まきと苗の植え付けです。

種まきをするのは、エダマメ。
「とりたてのエダマメ、格別ですよ!」と菜園アドバイザーの方がニッコニコで教えてくれました。
収穫がとっても楽しみです。

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マルチカッターでマルチに穴をあけ、エダマメの種を2センチ程の深さにまきました。

タネは深く埋めすぎないことが発芽のカギなのだそう。野菜によって適切な深さがあるのだそうで、指先で2センチほどの深さを測り、種をまきました。

そして、種をまいた後は上から手でおさえてしっかり鎮圧。「種と土がしっかり触れていないと発芽しません」と教えて貰いました。知りませんでした…!

今まで、せっかく種まきをしたのに「あれ?芽が出ないな〜」と悲しくなることがありました。思い返せば、どんな種でも「大体1センチくらいの深さ」で、「ふわっとまいていた」のです。

なんとなく、土は空気を含ませてふわっとさせておくのが良いのではないだろうかと思い込んでいたのです。どおりで、芽が出ないことがあったはずです…!

これで、また知識がアップデートされました。

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マルチに穴をあけるのが初めての娘も「面白い〜!」と楽しみながら播種

トマトとキュウリの苗も植え、作業完了と思いきや、エダマメの芽は、鳥の好物らしいので早めにカバーをしなくてはならないとのこと。

次の作業は、トンネル立てです。

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播種してから4日後にエダマメの芽が出てきました。

さまざまな被害から野菜を守る!トンネルの立て方


種をまいて苗を植えたら、トンネルを立てて、ネットをかけます。
「エダマメの芽は、すぐに鳥に食べられちゃうので、すぐにかけます」と、菜園アドバイザーさんから説明を受けました。

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農家の畑で、よく目にしていたネットのトンネル。どんな役目があるのでしょうか?
●野菜に害虫がつくのを防ぐ
●鳥や動物から野菜を守る
●寒い時期でも野菜が育つように保温する
●強風から野菜を守る
●強い日差しから野菜を守る
……と、様々な効果があります。

実家の庭で野菜を育てていた母が「害虫に苦労するわ〜」と話していたことを思い出しました。そういえば、ネットもかけずそのまま育てていたなぁ…そして、ホームセンターで買った害虫スプレーを噴霧したりしていましたっけ。

シェア畑では、最初から虫がつかないような工夫をしつつ、防虫スプレーはトウガラシ焼酎液や油せっけん水などの自然農薬を使うとのこと。この時点で目からウロコです。

実際にトンネルの立て方としては、まず、トンネル用の支柱を立てます。ダンポール(トンネル用の曲げられる支柱)を20センチ〜30センチの深さに挿します。1ウネあたり、3本のダンポールを等間隔に立てていきます。

ポイントは「逆ハの字」にポールを立てること!こうすることによってネットをかけて絞った時にピーンと張らせることができるのです。

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ウネの周りにダンポールを立てました。「逆ハの字」です。

この写真では見本区画と呼ばれる、菜園アドバイザーさんが作ったウネで説明を受けているのですが、ピンと張られた平らなウネがキレイです。ウネの表面の高さが均一だと、タネがムラなく育ちやすくなるとのこと。

上からネットをかけます。

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ネットの裾をぐるぐると絞ります。

逆ハの字にポールが立っているので、絞ることでトンネルがピンと張ります。両サイドの裾をそれぞれ束ねて結び、金属製のUピンで土にさして固定します。

ここで、2つ目のポイント!
ネットの裾に土をかぶせて固定します。土をかぶせることで、風でネットがネットが飛ばされたり、虫の侵入を防ぐとのこと。

ネットの周りの土を移植ごてで堀り、すそ全体に土をかけ、足でギュギュッと固めました。

アドバイザーさんから「ちゃんと土で固めておくことで虫の侵入を防ぎます」と言われて、「そうか!」と気合が入り、念入りに固めました。

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ウネを立て、種をまいて苗を植え、トンネルも立ててホッとし、記念撮影

他の皆さんの苗もネットで大切に守られ、これからこの畑が全体的にグリーンになるのか〜と思うと、スタート時点に立ったとき特有の嬉しい期待に包まれました。

それにしても、発芽と野菜の保護、それぞれちゃんとポイントがあるんだなと感慨深かったです。私の友人に「グリーンサム(Green thumb)」と呼ばれる、植物を上手に育てる才能がある人がいるのですが、「この植物にはこのお手入れ」と、細かい知識を持っています。

ちょっとしたコツをたくさん取り入れながら楽しむのが大事なのだなと思いました。

ちなみにこの原稿は夏野菜の収穫が終わってから書いているのですが、虫の被害がほとんどなく健康に野菜が育ちました。

やった〜。土を踏み固めたことや、他にも色々なコツを教えて頂いたおかげです。

これから学んだことをモレなくお伝えしていきたいと思いますので、次回もお楽しみに!
そして畑で育てる楽しさを実感して頂けましたら嬉しいです。

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