大学で「人間と植物の関係」について研究を行ってまして、
今回は「園芸療法」について少しお話出来ればと思います！
園芸療法って知ってますか？
森や公園など緑の多い場所に訪れると、スーッと落ち着いた気持ちになったり・・・
植物の成長を見て、ふわっと心が和んだり・・・
皆さんにもそんな経験があるのではないでしょうか。
私はそんな植物の魅力に魅せられて（笑）
人間と植物の関係、
特に植物・栽培活動を通して心や体の状態を改善する「園芸療法」について勉強しています。
園芸療法って名前はしっているけど、本当に効果があるの？
と思っている方も多いと思います。
そこで研究室の教授から聞いた
ある特別支援学校で行われた園芸活動の様子を少し紹介したいと思います。
大きな庭のある特別支援学校中学部で、花や野菜を育てる活動が行われました。
栽培活動をしたのは中学２年生の男の子３人。
もちろんみんな植物を栽培した経験はありません。
初めは、先生がつきっきりで
朝と帰りに水やりをして、ときどき雑草抜きをして・・・
先生との二人三脚でなんとか管理を行っていました。
なかでもI君は植物にまったく興味がなく、
水やりをした帰りに、その植物を踏んで帰ったり（笑）
雑草抜きでは、雑草との区別がつかず、育てている植物も抜いてしまったり。
それでもなんとかお世話を続けていたある日
先生は驚きの光景を目にしました。
なんと、水やり後、I君が愛しそうに植物を撫でているではありませんか。
全く植物に興味の無かったI君が、お世話を通して植物への愛情を育んでいったのです！
※写真はイメージです
園芸療法について勉強していると
（植物と関わること）には思ってもみなかったおもしろい効果がたくさんあることに気が付きます。
また、今回のI君のような子どもたち以外にも、ご高齢者やビジネスマンを対象としたものなど
「人が植物と関わることによる効果」を示す報告はたくさんあります。
「百聞は一見に如かず」
みなさんもぜひ実際に植物に触れあって、効果を体感してみてください（*^^*）
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