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慈しみ可愛がりながら自然と向き合う|シェア畑利用者インタビュー

慈しみ可愛がりながら自然と向き合う|シェア畑利用者インタビュー
シェア畑をご利用中のみなさんに野菜づくりの楽しさをおすそ分けいただく「みんなのシェア畑」。今回はシェア畑を利用し始めて2年目だというみーさんにお話をうかがいました。発見と感激に満ちた楽しい野菜づくりの様子をご紹介してくださいました。

――シェア畑はいつからお借りいただいていますか

去年の8月頃にはじめました。土づくりから(菜園アドバイザーに)教えていただいて。暑い季節だったので大変でした。今年はもっと暑かったのでそれに比べたら楽でしたけど(笑)

――どんな作物を育てているか教えてください

人参、大根のような通常のプランの作物に加えて、今はケール、ロマネスコ、あとはフェンネルという香草も育てています。昨日もジャガイモを収穫しました。


フラクタル構造が美しいロマネスコ

――珍しい野菜も育てているんですね!シェア畑を始める前も野菜づくりをしていたんですか?

昔、プランターでプチトマトを育てていたんですけど、たくさんできたのにあまり美味しくなくて、その経験しかないです。でも、シェア畑ではおいしいトマトができました。トマトが実っている横を通ると「あ〜トマト頑張ってる〜」と思うような、良い香りで。

――シェア畑を始めるきっかけは何かあったんでしょうか

土に触りたいというのと、自然に触れたいというのがきっかけでした。この農園は空が広くて気持ち良いです。春になるとウグイスが鳴いていて、畑に来るだけで癒されます。

最初は虫もあまり好きじゃなかったんですけど、野菜づくりをするうちに、オンブバッタとか虫さんたちとも仲良しになりました。フェンネルにも蝶が来るようになって、写真を撮るのが楽しみです。葉っぱを食べられてしまうのは困るんですけど(笑)


取材中にもバッタがやって来ました

――野菜づくりをする中で、虫に対する気持ちが変化したんですね

そうですね。シェア畑を始めて一年経って、野菜づくりに対する気持ちも変化しました。始めた頃はマニュアルというか、正しいやり方を学ばなくてはと思ってしまって。正解を求めてもやもやしてしまうこともありました。

時間が経つごとに、うまくいったりいかなかったりするってことがわかってきたんです。イチゴがきっかけだったのかな。他の方が育てているイチゴは立派に見えて、自分のは小さいなと気になっていたんですが、最終的にイチゴが実ってくれて、すごく嬉しくて。劣等生がようやくできるようになったみたいな。

イチゴの時期が終わって、片付けるときに根や葉からイチゴのあまい香りがしてびっくりしたんです。いきものだなあと。菜園アドバイザーさんから、植え替えておけばまだ実がなると教わったので別のところに植え替えました。そうしたらほんとに夏に小さいイチゴの実がなって、しかもジャムみたいにとっても甘い。イチゴを育てているうちに、正解があるないとか、そういうことがどうでもよくなって、作物が可愛いという気持ちに変化したんです。

――素敵なエピソードをうかがえて嬉しいです!自分で育てるからこそできる経験ですね

生きているのをみるだけで「すごいなあ」という気持ちになります。野菜づくりはそうやってダイレクトに命を感じる機会になっていますね。言葉にしちゃうのももったいない感じというか、「教えられるなあ」と思うんですよ。正解を求めていたけど、そんなこと考える必要なかったんだなと。

スイカもすごくて、泣きそうになったことがありました。今年の夏は暑かったので毎日水をあげていたら6個も採れたんです。それでツルがよれよれになったので片付けようと思ったら、菜園アドバイザーさんにまだいけるよって言われまして。水をあげ続けていたら、ふわふわの葉っぱがでてきて、4つも実がなって、スイカ4兄弟ってかんじでかわいいんです。なかなかかわいくて食べられないんですよ。「わー!すごいすごいえらい!」ってなってしばらく冷蔵庫に入れてました(笑)

それで、全部収穫した次の日に畑に行ったら、ツルが茶色になって枯れていたんです。お母さんだなあと思った。こんなに頑張ってたんだあと思って、涙がちょっと出ました。


ソラマメもエンドウも元気に成長していました

――現在、2区画を利用して野菜づくりをされていますが、大変ではないですか

始めてから3〜4カ月の頃に菜園アドバイザーさんから「広げてみませんか」と言われて、できるかなあと思ったんですけど、プランで決められたもの以外もやってみたくて広げました。初心者なので、何植えたらいいかわからなかったんですけど、菜園アドバイザーの方からこうするといいですよ~って言われたりして。やっているうちにパッチワークみたいに、ここにあれ植えて、今度こっちはこれかなとか、楽しみが広がっています。

最初の方は2区画も借りたからいっぱい作らなきゃと思って焦ってしまって、土づくりが中途半端になってうまくいかなかったんです。目に見えないけど土の中でなにかが起きてるんだなあっていうのをだんだん感じるようになって、土のことをよく考えるようになりました。それでアドバイスを受けつつ、土づくりをがんばったら、見たことないようなとっても大きい大根が採れて、土ってすごかったんだなと。

――菜園アドバイザーともよくお話されるんですね

ここの菜園アドバイザーのみなさんは親切で「こんなこと聞いていいのかな」と思うようなことも気軽に質問できます。だから菜園アドバイザーさんが来る日をチェックして手帳に書き込んでおいて、質問することを考えながらシェア畑に来ています。それに、ただやり方を教えてもらうだけではなく、一緒に野菜の様子をみながら喜べるのが嬉しいですね。

自分ひとりだったら試行錯誤しているうちに(野菜づくりを)失敗してしまうかもしれないけれど、小さなノウハウみたいなのがシェア畑には集積されていて。菜園アドバイザーさんのアドバイス以外にも、色々な便利な道具が使いやすいように整備されていたり、マルチとかも1ウネ分で切り分けやすくなっていたり。工夫されていてありがたいなあと思っています。

――シェア畑をやっていて嬉しかったこと、楽しかったことは他にもありますか

収穫したものをうちに持って帰って、夫も食べると美味しい美味しいって、お店で買うよりも美味しく感じます。週末には家族も一緒に来て作業して、あのときはこんなだったのが、もうこんなに成長したねっていうのを共有して、子供が育つような感じで嬉しいです。

作業しなくても、見に来るだけでも楽しいです。畑に来て、なんもしないでぼーっと見ているっていうのもけっこうあって、癒されるんですよね。私何してるんだろーって思うんですけど(笑)キュウリが網を伝って成長しているのとかも、こんな風に伸びていくんだなあって見ていると楽しいし、じーっと観察しながら喜んでいます。


キャベツも立派に成長していました

――シェア畑を始めて日常生活はどのように変わりましたか

ここが一つの居場所になったというか。小さな区画だけど、マイワールドみたいな感じがあって。そこにいくと植物とか野菜とかに会えるし、お隣のイチゴとかが育っている様子を見るのもとっても嬉しいんですよね。今後は落花生やさつまいも、またスイカもやってみたいなと思います。

――野菜を大切に可愛がりながら育てているのが伝わってくる、とても素敵なお話をありがとうございました!

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