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小林 さん(ライター)

つちのこ母さんの「田畑とつながる子育て日記」vol1

つちのこ母さんの「田畑とつながる子育て日記」vol1

ミイラになったミイラ取り


はじめまして、“つちのこ母さん”です。
わたしは、地域情報誌の仕事をしながら、”NPO法人くにたち農園の会”の理事として、農園と古民家をフィールドに子育て支援の活動を行っています。ゴソゴソと多動気味の8歳の息子の育児真っ最中です。実は、自分の子育てのお困りごとを解決しようと“田畑”とつながったら、いつの間にか同じような仲間と一緒に「子育てしながら子育て支援」を始めていた、「ミイラになったミイラ取り」だったりします(笑)。

きっかけは1冊の本


8年前、わたしの子育ては“高齢出産”のレッテルつきで始まりました。育児書やインターネットで情報を読み漁るというようなことはしませんでしたが、戸惑いと疲弊の日々に1冊だけ心を寄せていた本があります。児童書専門店で働く先輩ママから、新米ママのわたしへ贈っていただいた本で、アメリカの海洋生物学者でもあった作家レイチェル・カーソンが、我が子のように可愛がったという姪の息子ロジャーと、自然の中で過ごした体験を元に書かれたエッセイ『センス・オブ・ワンダー』(上遠恵子・訳/新潮社)です。つい最近知ったのですが、この本は幼児期の「自然教育」や「環境教育」に携わる方々にとってバイブル的な1冊なのだそうです。



ありとあらゆる寛容な土壌


上の写真は、わたしたちのNPOの農園(くにたちはたけんぼ)に、息子を連れて行くようになって間もない頃(6年前)の写真です。“令和”の時代となった今となっては、“平成”を飛び越して昭和感満載(^^;)。へっぴり腰でせっせと土を運んでいるのが息子です。
当時、自分の好奇心にまかせてゴソゴソ、ウロチョロと走り回る息子は、電車や建物など四角く囲まれた空間に居るとその落ち着きの無さが際立って、月齢ごとに行われる集団検診では「多動傾向にある」と指摘されることもありました。けれども、大きな空の下“田畑”が広がる農園での息子は、まさに水を得た魚。土、水、植物(農作物)、小さな生きものたち、風、火など、ありとあらゆる寛容な土壌が、彼の有り余る体力と好奇心を満たしてくれました。洗濯物の汚れが酷い日は、それが息子の成長と体験の勲章のように思えて、誇らしい気分になったものでした。これは、8歳となった今でも変わりません。



都内に住んでいると『センス・オブ・ワンダー』に出てくるような海辺や雄大な自然は、そうそう近所にはありませんが、自然の恩恵の残っている場所、例えば、崖線、湧水、川、公園、樹林地、そして田畑は、意外と近くにあります。中でも“田畑”に至っては、食べ物(農作物)を作る場所であり、暮らしに近い自然体験の全てが揃っており、小さな子どもと一緒に“センス・オブ・ワンダー”を磨くには格好の場所です。(ここでいう“田畑”は家庭菜園、体験農園、市民農園や貸し農園のことを指します。農家さんが生産緑地として農作物を育てていらっしゃる田畑は、許可無く立ち入ることはできません。)

かくいうわたしは、子育て前は“田畑”とは全く無縁、野菜や果物もスーパーでしか買わないような生活を送っていました。ですから子どものおかげで、わたし自身も“田畑”で過ごす時間が増えたことで、採れたての農作物の旬の美味しさを知り、地域の農地や農家さん、自然環境の有り難さに気がつき、もう一度子ども時代をやり直しをしているようなかけがえの時間を得ることができました。相乗効果で自分自身の“伸びしろ”が増え、仕事にも幅と奥行きが増していきました。なにより、あれだけゴソゴソと落ち着きの無かった息子が、今や、電車や建物、そして教室など、それぞれの空間に見合った行動ができるようになったのは、“田畑”で培ったや“自然体験”のおかげだと思っています。

ー子どもといっしょに自然を探検するということは、まわりにあるすべてのものに対するあなた自身の感受性にみがきをかけるということです。それは、しばらくつかっていなかった感覚の回路をひらくこと、つまり、あなたの目、耳、鼻、指先のつかいかたをもう一度学び直すことなのです。(『センス・オブ・ワンダー』本文より)ー



どんなに時代は変わっても




どんなに時代が変わっても、春夏秋冬は、繰り返し繰り返しやってきます。そして、いつの時代も巡る四季の中で、子どもはあっという間に大きくなっていきます。そんな一瞬で過ぎ去ってしまう子どもたちに、わたしたち大人は何ができるのか、最近は、そんなことを考えるようになりました。これももしかすると、私が出会った"センス・オブ・ワンダー”のおかげなのかもしれません。

―わたしは、子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。 子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、しっかりと身につきます。消化する能力がまだそなわっていない子どもに、事実をうのみにさせるよりも、むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうがどんなにたいせつであるかわかりません。(『センス・オブ・ワンダー』本文より)―

それでは、今日はこの辺で。
きれいな夕焼けと愛すべき子ども達に感謝して。

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